はじめに:中級スキルでも「年収アップ転職」は十分可能
「ハイレベルなエンジニアじゃないと、転職しても年収は上がらないのでは…?」
そう思っていませんか?
実は、中級レベルのスキルでも戦略次第で年収100万〜200万円のアップは狙えます。
この記事では、30代・40代のエンジニアが中級スキルを活かして年収を上げるためのステップを具体的に解説します。
STEP1:中級スキルの「棚卸し」と「言語化」
✅ あなたのスキルは“誰かに説明できる”状態になっていますか?
転職市場では、「実際に使った技術を、何にどう活かしたか」が評価されます。
▽ 棚卸しの観点例
- 使用技術:Python、Java、VBAなど
- 関与フェーズ:設計/開発/テスト/運用保守
- 業務改善ポイント:処理時間短縮、自動化、属人性の排除 など
👉 成果を数字で表すのがポイント
(例)Excel業務をVBAで自動化 → 年間120時間削減
STEP2:狙うべき市場・ポジションを見極める
✅ 求人票を見る前に「市場の構造」を知ろう
30代・40代の転職では、年収を上げるには “需要がありつつ、競争が激しすぎない”分野を狙うのが鉄則です。
狙い目の一例:
分野 | 特徴 | 推奨スキル |
---|---|---|
社内SE | 実務スキル重視・落ち着いた環境 | VBA、SQL、運用設計 |
DX推進ポジション | 業務理解 × ITの融合が強みになる | Python、業務フロー改善経験 |
SIer・受託開発 | 30〜40代でも現場ニーズあり | Java、設計〜テストの経験 |
👉 「年齢が強みに変わる」領域を選ぶのがコツ。
STEP3:ポートフォリオ・職務経歴書で“実力の可視化”
✅ 「できること」よりも「やったこと」にフォーカスせよ
職務経歴書の工夫ポイント
- 定量的な成果(例:手作業をバッチ処理に変えて月40時間削減)
- 使用技術 × 業務改善(例:Python × 自動レポート作成)
- ドキュメント化力・チーム連携力もアピール材料
ポートフォリオの例
- 業務改善用のPythonスクリプト
- VBAの自動処理マクロ+設計書PDF
- GASやApps Scriptのスプレッドシート連携例
👉 GitHubやNotionなどで整理し、URLを貼って見せるのが効果的です。
STEP4:年収アップを狙う面接対策
✅ 技術質問より「思考力・説明力」が問われる
中途採用では、「現場にどう貢献できるか?」が最大の関心事です。
よくある質問と対策
- 「この技術を使ってどんな業務を改善しましたか?」
→ Before/Afterを図や数字で説明できるように準備 - 「チームで苦労したことと、その対処法は?」
→ コミュニケーション力や段取り力を言語化
👉 “技術を通して、課題をどう解決したか”のストーリーがカギ。
STEP5:転職エージェントを使い倒す
✅ 中級レベルだからこそ「求人の選定力」が重要
以下のようなエージェントは、30〜40代の中級スキル人材に強いです
- リクルートエージェント:非公開求人が豊富
- doda:社内SE・自社開発系の求人多め
- TechClipsエージェント:年収UP交渉に強い
👉 複数登録して比較し、自分に合う担当者を選ぶのが鉄則。
おわりに:中級スキルこそ“即戦力”としての価値がある
年収アップ転職は、上級エンジニアだけのものではありません。
むしろ、現場で培った実務スキル・改善経験を持つ中級層こそ即戦力として評価されます。
最後にもう一度、5つのステップをおさらいしましょう
- スキルを棚卸しして「言語化」
- 狙う市場を見極める
- 実績を見せる職務経歴書・ポートフォリオを用意
- 面接での説明力を鍛える
- 転職エージェントを使い倒す
あなたの経験は、十分に武器になります。
次のキャリアで、年収もやりがいも手に入れましょう。