もしもカレーだったら
教授?
お腹が空いてきたので来ました。
なるほど。
では、今回は、Javaのif文について説明しますよ?
早速ですが、次のようになります。
import java.util.Scanner;
public class Curry {
public static void main(String[]args){
System.out.println("カレーの確率を入力してください。");
Scanner scanner = new Scanner(System.in);
String n = scanner.nextLine();
int m = Integer.parseInt(n);
System.out.println("カレーの確率は"+ m +"%です。");
if (m >= 50){
System.out.println("福神漬けの用意をしましょう。");
}else{
System.out.println("半分諦めましょう。");
}
System.out.println("ごはんマダー?");
}
}
コレでお腹いっぱいになれと?
なんだか、ヘンな胸やけがしてきました。
それは、空腹時の胃酸過多では?
もしも、お腹が空いていたら、ごはんマダー? と言いたくなるでしょう?
分かりましたよ!
さっさと、説明してください!
空腹こそ最高のスパイスですよ?
後で、カレーをごちそうしますね。
標準入力
突然ですが、私。
やる気が出てきました。
Scanner scanner = new Scanner(System.in);
ここは、どういう意味ですか?
それは、標準入力です。
プログラムの最初で、Scannerクラスを読み込んでいます。
import java.util.Scanner;
この部分です。
ああ、つまり、Scannerクラスをインスタンス化しているんですね?
そうなりますね。
String n = scanner.nextLine();
この部分で、変数nに入力された値を代入しています。
文字列を整数に変換する
しかし、標準入力では、値が文字列のままです。
後で困るので、数値に変換します。
int m = Integer.parseInt(n);
変数nに入っている文字列が、変数mに入るときに変換されるということですね?
ちなみに、後で困る、とは?
それは、続きを読んでいただけますか?
if文
ここからは、まとめていきますよ?
if (m >= 50){
System.out.println("福神漬けの用意をしましょう。");
}else{
System.out.println("半分諦めましょう。");
}
コレがif文ですか?
elseっていうのもありますね。
ifの後には、条件を書きます。
(m >= 50)
「mが50以下」
という意味の条件です。
条件が満たされたときの処理がその後に続きます。
なるほど。
数値の比較だから、入力が文字列ではダメなのですね。
そして、カレーの確率が50%以上なら、福神漬けの用意をするということですね?
elseの後には、条件が満たされなかった時の処理を書きます。
したがって、カレーの確率が50%以下の時は、半分諦めましょうです。
諦めるのは悔しいですね。
カレーにしますか?
というわけで、プログラムを実行して、君の好きな数値を入力してください。
もちろん私は、「100」ですよ!!
100%カレーですね。
では、福神漬けの用意をしてください、です。
もしかして、教授の分もですか?
悲しくなるような質問はしないでください。