【現場で使える】JavaでREST APIを作ってみよう|実務力がそのままキャリアアップにつながる時代

はじめに:APIを使いこなせる人が求められる時代

現代の開発現場では、「APIファースト」が当たり前。中でもREST APIは、Webサービスやモバイルアプリの基盤として欠かせません。
JavaでREST APIを構築できるスキルは、実務ですぐに活かせる武器となり、転職市場でも高く評価されます。

本記事では、JavaとSpring Bootを使って、シンプルなREST APIの構築方法を初心者にも分かりやすく解説。
「なんとなく分かっていたREST API」を、実際に動くコードで身につけましょう!


REST APIとは?

REST(Representational State Transfer)は、HTTPプロトコルを活用したシンプルでスケーラブルなAPI設計スタイルです。

RESTの特徴

  • HTTPメソッド(GET、POST、PUT、DELETE)を使い分ける
  • URL(エンドポイント)でリソースを一意に表現
  • ステートレス(サーバーが状態を保持しない)

使用する技術スタック

  • Java 17
  • Spring Boot 3.x
  • Maven または Gradle
  • Postman(APIテスト用)
  • 開発環境:IntelliJ IDEA または Eclipse

Step 1:Spring Initializrでプロジェクト作成

以下のURLからプロジェクトを作成します:
👉 https://start.spring.io

主な設定:

  • Project:Maven Project
  • Language:Java
  • Dependencies:Spring Web

ダウンロードしたZIPファイルをIDEにインポートしてください。


Step 2:RESTコントローラーを実装する

以下は「社員情報」を返す簡単なREST APIの例です。

package com.example.demo.controller;

import org.springframework.web.bind.annotation.*;

@RestController
@RequestMapping("/api/employees")
public class EmployeeController {

    @GetMapping("/{id}")
    public String getEmployee(@PathVariable int id) {
        return "社員ID: " + id + " の情報を返します。";
    }

    @PostMapping
    public String createEmployee(@RequestBody String body) {
        return "新しい社員を登録しました: " + body;
    }

    @PutMapping("/{id}")
    public String updateEmployee(@PathVariable int id, @RequestBody String body) {
        return "社員ID: " + id + " を更新しました: " + body;
    }

    @DeleteMapping("/{id}")
    public String deleteEmployee(@PathVariable int id) {
        return "社員ID: " + id + " を削除しました。";
    }
}

Step 3:ローカルサーバーで動作確認

プロジェクトを実行すると、デフォルトでは http://localhost:8080 にアプリが起動します。

PostmanでAPIを呼び出してテストしてみましょう:

  • GET http://localhost:8080/api/employees/1
  • POST http://localhost:8080/api/employees(ボディにJSONを含めて送信)

Step 4:DTOやServiceクラスを使った本格設計へ

実務では、コントローラーにロジックを直接書くのはNGです。
DTO・Serviceクラスで処理を分離して、メンテナンス性を高めましょう。

// DTOクラス
public class Employee {
    private int id;
    private String name;
    // getter/setter省略
}
// Serviceクラス
@Service
public class EmployeeService {
    public Employee findEmployeeById(int id) {
        // 実際はDBと連携
        return new Employee(id, "山田太郎");
    }
}
// ControllerでServiceを呼び出す
@Autowired
private EmployeeService employeeService;

@GetMapping("/{id}")
public Employee getEmployee(@PathVariable int id) {
    return employeeService.findEmployeeById(id);
}

Step 5:エラーハンドリングとバリデーション

実務で重要なのが例外処理入力チェックです。

@ControllerAdvice
public class GlobalExceptionHandler {

    @ExceptionHandler(Exception.class)
    public ResponseEntity<String> handleException(Exception ex) {
        return ResponseEntity.status(HttpStatus.INTERNAL_SERVER_ERROR).body("エラーが発生しました: " + ex.getMessage());
    }
}

REST APIを作れると、なぜキャリアアップに直結するのか?

JavaでREST APIを構築できると、以下のような実務案件に携われます:

  • 業務システムのAPI連携(Salesforce・SAP等)
  • フロントエンドとの分業開発
  • クラウド環境(AWS/GCP)でのマイクロサービス設計

結果として、単価が上がる or 転職時のアピールポイントになります。

✅「REST APIをSpring Bootで構築できます」と言えることが、技術者としての市場価値を高めるのです。


まとめ|まずはシンプルなAPIからはじめよう

JavaでのREST API構築は、難しそうに見えて実はシンプルな構造です。
最初の1本を作れば、応用はどんどん効きます。

そして、そのスキルは今後のキャリアに直結します。


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