【Java】REST API連携の基礎と応用｜Spring Boot × JSON通信をわかりやすく解説

はじめに
目次
1. REST APIとは？
2. JSON通信の基本
3. Spring Bootとは？
4. 【基礎編】REST APIの作成（GET/POST対応）
5. 【応用編】外部APIとの連携（例：天気情報取得）
1. RestTemplateを使って外部APIを呼び出す
6. まとめと次のステップ
1. 本記事のまとめ
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📌補足：このスキル、転職市場でも評価されます

はじめに

Webサービスの開発現場では、REST APIの活用が日常になっています。
本記事では、Java + Spring Bootを使ってREST APIとJSONで通信する方法を、基礎から実用レベルまで丁寧に解説します。

初心者から中級者へステップアップしたい方は、ぜひこの記事で「REST連携の勘所」を押さえてください。

1. REST APIとは？

REST（Representational State Transfer）は、HTTPを使ってリソース（データ）をやり取りする設計スタイルです。
以下のようなHTTPメソッドを使って操作します。

メソッド	意味	例
GET	取得	ユーザー情報を取得
POST	作成	新規ユーザーを登録
PUT	更新	ユーザー情報を更新
DELETE	削除	ユーザーを削除

2. JSON通信の基本

REST APIでは、データのやり取りにJSON（JavaScript Object Notation）が一般的に使われます。

例（JSON形式）

{
  "name": "Taro",
  "email": "taro@example.com"
}

Spring Bootでは、Jacksonライブラリを使ってJavaオブジェクトとJSONの相互変換が可能です。

3. Spring Bootとは？

Spring Bootは、Javaのフレームワーク「Spring」をベースに、設定を最小限にしてアプリケーションをすぐに動かせる仕組みです。

特長

組み込みTomcatで即起動
REST APIの構築が容易
DI（依存性注入）による疎結合な設計が可能

4. 【基礎編】REST APIの作成（GET/POST対応）

プロジェクト作成

Spring Initializr（https://start.spring.io ）で以下を選択

Project: Maven
Language: Java
Dependencies: Spring Web

コントローラーの作成

@RestController
@RequestMapping("/api/users")
public class UserController {

    // GETメソッド
    @GetMapping("/{id}")
    public User getUser(@PathVariable int id) {
        return new User(id, "Taro", "taro@example.com");
    }

    // POSTメソッド
    @PostMapping
    public User createUser(@RequestBody User user) {
        // 実際にはDB登録処理など
        return user;
    }
}

DTO（User.java）

public class User {
    private int id;
    private String name;
    private String email;

    // コンストラクタ・getter/setter 省略可能（Lombok使用可）
}

5. 【応用編】外部APIとの連携（例：天気情報取得）

RestTemplateを使って外部APIを呼び出す

@RestController
public class WeatherController {

    @GetMapping("/api/weather")
    public String getWeather() {
        RestTemplate restTemplate = new RestTemplate();
        String url = "https://api.open-meteo.com/v1/forecast?latitude=35.6895&longitude=139.6917&current_weather=true";
        return restTemplate.getForObject(url, String.class);
    }
}

上記コードでは、東京都の現在の天気情報を取得しています。
レスポンスはJSON形式で返ってきます。