「ただのマクロ」が、キャリアの転機になるなんて——。
本記事では、VBA(Excelマクロ)スキルを活かして年収アップとやりがいある仕事を手に入れた30代エンジニアの実例をもとに、「どう活かすか」「どこで評価されるか」を掘り下げていきます。
◆ プロフィール:元・社内SE、30代後半男性
- 年齢:37歳
- 前職:中小企業の社内SE(Excel業務多め)
- 主なスキル:Excel VBA、Access VBA、SQL
- 転職後:業務自動化の専任チームにジョイン(IT系コンサル企業)
- 年収:420万円 → 580万円(約160万円アップ)
◆ 転職前:VBAは“地味な便利ツール”だった
前職では、月次のレポート作成やデータ集計などをExcelで行っており、毎月数時間〜数十時間かかる作業をVBAで自動化していました。
たとえば
- 複数シートのデータを1クリックで集約
- 複雑な条件分岐でのレポート分岐
- Accessと連携したデータベース出力 など
社内では「便利だね」と言われる程度で、正直「転職で評価されるとは思っていなかった」と言います。
◆ 転職のきっかけ:「評価されないのが辛かった」
ある日、他部署の社員が「うちでもこれ使いたい」と言ってくれたのがきっかけ。
「もしかして、もっとこのスキルを活かせる職場があるのでは?」と思い、転職活動をスタート。
◆ 転職活動で評価された3つのポイント
①「業務改善のストーリー」が語れる
単にVBAを書けるだけではなく、
- 業務フローの理解
- ユーザー部門とのやりとり
- 現場ニーズに即したツール提案
これらの経験を「改善ストーリー」として伝えたことで、説得力が大幅にアップしました。
② スキルの“見える化”
転職時に用意したもの
- VBAマクロのサンプル(GitHubに一部掲載)
- Before/Afterの業務時間比較表
- 作成ツールの簡単な操作マニュアル
→ 技術力だけでなく、「業務にどう貢献したか」も具体的にアピールできた点が好評。
③「自動化」のキーワードが刺さった
近年、DX・業務自動化が注目される中、VBAは依然として「現場で即効性のあるスキル」として一定の評価があります。
とくに中小企業や大手の現場部門では「今すぐ使える自動化人材」は重宝されます。
◆ 転職後:VBA × Pythonのスキルアップで次のステージへ
転職先では、VBAだけでなくPythonやRPAツール(Power Automate)も使う環境。
「VBA経験があったおかげで、他の自動化ツールの習得もスムーズだった」とのこと。
今後は「業務効率化のコンサルティング」にも関われるポジションへとキャリアアップを目指しています。
◆ あなたのVBAスキル、過小評価していませんか?
✅「ただの社内ツール」として埋もれていませんか?
✅「どうせマクロなんて評価されない」と思っていませんか?
✅「転職活動で武器になる」と思えていないなら、それはもったいないです。
◆ スキルを活かせる転職先を見つけるには?
VBAスキルや業務改善の経験を評価してくれる求人は、意外と多いです。
まずは無料のスキル診断や、エンジニア特化型の転職サービスを活用して、「自分の市場価値」を知ることから始めてみてください。
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◆ まとめ:VBAは“地味に見えて強力な武器”になる
VBAは派手な技術ではないかもしれません。
ですが「業務改善に直結し、即戦力になる」ことは、今の時代だからこそ強みになるポイントです。
あなたの中に眠るスキル、見つめ直してみませんか?