Excelの関数の意味が分かると調べ方や覚え方が分かります

そもそもExcelの関数の意味とは何か?

Excelには関数というものがあります。

これは数式を用いて、色々な計算をするものになります。

ところで、この関数の正体とは一体何でしょうか?

このブログはExcelの関数を使いたいけど、どうやって使えばいいのか調べても分からない人や、関数を覚えたいけどどうやって覚えれば良いのか分からないという人に向けて書いています。

関数とは何か?

y=ax+b

これは一次関数になります。

Excelの関数と一次関数の関係がよく分かりませんが、とにかく関数と名前がついていますので、何か関係があるのかもしれません。

実は、Excelの関数も一次関数も関数であるということには変わりなく、同じ考え方でできています。

一次関数は、xの値が決まれば、yの値が決まるというものになります。

つまり、ある値を代入した時に、答えの出る数式のことを「関数」といいます。

引数とは何か?

ある値を代入した時に、答えの出る数式のことを「関数」といいました。

では、いつも代入する値のことを、「ある値」と言っているのもカッコ悪いので、「引数」という言葉を使うことにします。

そうです、関数に代入する値のことを「引数」と呼びます。

英語で言うとargumentですね。まあ、それはいいとして。

関数に代入する値のことを「引数」というのだということを覚えておくと、Excelの関数についてネット等で調べた時に、用語の意味が分かるので役に立ちます。

戻り値とは何か?

関数で出た答えのことを「戻り値」といいます。関数の計算結果ですね。

y=ax+b この式でいえば、yにあたるものになります。

シンプルに関数で答えがでたら、それを「戻り値」と言うのだ、ということを覚えておいてください。

Excelの関数について

Excelの関数にも「引数」や「戻り値」があります。

数学で習う関数と同じように考えることができますので、ここまで一般的な関数についての知識を学んできました。

Excelの関数には、いくつかの分類がありますので、分類ごとに覚えていくことがコツになります。

Excelの関数に一般的な関数の考え方を当てはめる

一般的な関数の式は、y=ax+b となっていました。

Excelの関数に当てはめると、戻り値=引数A+引数B というような書き方ができます。

Excelの関数も、引数を代入することによって、答えである戻り値が出てくるというイメージになります。

実際にExcelの関数に当てはめる

では、実際にExcelの関数に当てはめて考えてみるとどうでしょうか。

例えば、sum関数というのがあります。

sum関数は複数の数値を合計する関数になります。

sum関数の数式は、合計値=引数1+引数2…… というようになります。

つまり、戻り値=引数A+引数B という考え方に当てはまっているということです。

ちなみに、sum関数は引数にセルの範囲も代入することができますので、次のように考えることもできます。
合計値=セル範囲1+セル範囲2……

この場合も、戻り値=引数A+引数B という式に当てはまりますよね。

Excelの関数の種類

Excelの関数の種類は多くありますが、数式タブを見ればわかります。

「文字列操作」「検索/行列」「数学/三角」……といったものです。

これらを効率よく覚えるようにするには、どうしたら良いのでしょうか?

Excelの関数を効率よく調べる・覚える

Excelの関数は、戻り値=引数A+引数B の形になっているということを説明してきました。

一般的な関数では、y=ax+b となっていましたよね。

ということは、y=戻り値 であると言えますね。

yというのは、つまり「答え」ですよね。関数の計算結果のことです。

同様にExcelの関数も答え、つまり結果が全てです。

言い換えれば、戻り値の種類によって、関数の分類がされているということに気が付くはずです。

どんな戻り値を返す関数であるかということから、使い方や使い道が生まれてくるということなのです。

もちろん、Excelを開発している人からすると、逆の考え方なのだと思いますが(想像)。

関数の使い道

ここまで関数は、決まった戻り値を返す計算であると説明してきました。

決まった戻り値しか返せない、だから関数というのです。

つまり、原則として1つの関数には1つの使い道しかありません。

1つの使い道を回避する解決法としては、関数の組み合わせ(ネスト)があります。
関数の組み合わせをすることを、「ネスト」と言います。

例えば、Iferror関数とVlookup関数を組み合わせ(ネスト)して、エラー値が出た場合は空白を戻り値とするという使い方もあります。

2つの使い道を実現するためには、関数が2種類必要になる、ということになります。

関数の使い方

関数とはつまり、「引数を設定して戻り値が返ってくるもの」とシンプルに言い換えることができたと思います。

逆に言うと、戻り値を導くための引数を設定する必要があるということです。

引数が不要な関数もありますが、基本的には何らかの引数を設定することになります。
※例えば、Now関数には、引数が必要ありません。

関数を使うために、まずはExcel上に引数を用意するということが必要です。

効率よく調べる・覚える

Excelの関数を効率よく調べるには、戻り値が何になるのか、ということを軸に調べれば良いということになります。

例えば、戻り値が「検索結果の合計」であれば、Excelの文字列を足して、検索ワードとしてネット検索すれば良いということです。「Excel 検索結果の合計」というように検索します。

後は、目的に合った関数の使い方を見つけて検索結果を活用すれば良いことになります。

Excelの関数を効率よく覚えるには、これも、戻り値が何になるのか、ということを軸に覚えていきましょう。

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