【失敗しない職務経歴書】Python・Java・VBAをどう書く?実例付きガイド

はじめに:なぜ「職務経歴書」が重要か

転職活動において「職務経歴書」は、あなたの技術力と実績を“言葉”で伝える最大の武器です。
特にPython・Java・VBAなどの技術は、ただ「使えます」と書くだけでは伝わりません。実務にどう活かしたかを明確にすることで、採用担当者に響く書類になります。

この記事では、技術スキル別の書き方のコツと具体的な記載例を紹介します。


1. 職務経歴書の基本構成

以下の順番で構成すると読みやすく、評価されやすくなります。

  • 職務要約(全体のスキルや経験の要約)
  • 業務経歴(プロジェクト単位で詳細に記述)
  • 使用技術一覧(開発言語・ツール・DBなど)
  • 自己PR(成果・スキル・志向性を整理)

2. スキル別:アピールポイントの書き方

2-1. Python

ポイント

  • 自動化・データ処理・API連携など「業務効率化」に使った実績が強み
  • ライブラリ名(pandas, openpyxl, requests など)を具体的に
  • 「どんな課題をどう解決したか」でアピール

記載例

【業務効率化ツールの内製化(2023年)】
Pythonを用いてExcel業務を自動化。openpyxlとpandasを組み合わせ、手作業で行っていた集計処理を自動化し、月20時間分の工数削減を達成。

2-2. Java

ポイント

  • Webアプリケーション開発やバッチ処理、保守運用での活用
  • フレームワーク(Spring Boot等)、テスト(JUnit)の使用経験を書く
  • チーム開発やGit利用経験も加点対象

記載例:

【販売管理システムの新規開発(2022年)】
Java(Spring Boot)を用いたWebアプリ開発を担当。要件定義からリリースまで参画。REST API設計、DB設計、JUnitによるテストコード作成などを実施。

2-3. VBA

ポイント:

  • 非エンジニア環境での業務改善ツールとしての利用実績をアピール
  • UI(フォーム)の有無、他ツール(Outlook、Access等)との連携も評価されやすい

記載例:

【経理部門向けマクロツール開発(2021年)】
Excel VBAにて伝票入力自動化マクロを開発。ユーザーフォームを用いたUI設計、データ検証・Accessとの連携を実装。担当者3名の作業時間を日当たり2時間削減。

3. 【実例あり】プロジェクト単位の記載サンプル

【プロジェクト名】経理業務効率化ツール開発  
【期間】2023年1月〜2023年6月
【担当フェーズ】要件定義、設計、開発、テスト、運用
【使用技術】Python(pandas, openpyxl), Excel VBA
【業務内容】
- 各部署からExcelデータを収集し、自動でレポートを作成するツールを開発
- VBAでボタン操作可能な入力フォームを作成し、非エンジニアでも使える設計を実施
- 作業工数を年間約240時間削減

4. NG例と改善ポイント

NGな書き方改善ポイント
「Pythonでツールを作成」どんなツールか?何に使ったか?を具体化する
「Javaができます」開発経験の中で何を担当したかを明記
「VBAで業務を効率化」どのくらい効率化されたか(工数や業務改善効果)を書く

5. まとめ:伝わる職務経歴書とは?

「技術を使った成果」を軸に書くことが重要
✅ 抽象的な表現ではなく、誰が見ても分かるように具体的に記述
✅ 使用技術だけでなく、「どう貢献したか」「どのような改善があったか」を意識する


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