はじめに:VBAはまだまだ現役。即戦力スキルとして評価される理由
企業のバックオフィスや営業部門では、Excelを使った業務が依然として多く残っています。
そんな中で、「VBAによるExcel自動処理」は圧倒的な業務効率化手段として注目されており、転職市場でも即戦力スキルとして評価される傾向にあります。
本記事では、「フォルダ内のExcelファイルを一括処理するVBAスクリプト」の基本から実践的なサンプルまで解説します。
特に、以下のような悩みを持つ方におすすめです。
- 毎日大量のExcelファイルに同じ作業をしている
- 業務改善をアピールできる実績を作りたい
- VBAスキルを武器にキャリアアップを目指したい
VBAでできる!フォルダ内のExcelファイルを一括処理する仕組み
VBAを使えば、指定したフォルダ内のExcelファイルを1つずつ開き、任意の処理を自動で実行できます。
処理の流れは以下のとおりです。
基本の処理フロー
- 対象フォルダを指定する
- フォルダ内のファイル名を1つずつ取得する
- Excelブックを開く
- 任意の処理を実行する(例:値の集計、書式変更など)
- 保存して閉じる
- 次のファイルへ
実践コード:VBAでフォルダ内のExcelを一括処理
以下は、指定フォルダ内のすべての .xlsx
ファイルを開いて、「A1セルに ‘処理済’ と記入して保存する」サンプルです。
Sub 一括処理()
Dim フォルダパス As String
Dim ファイル名 As String
Dim wb As Workbook
' 対象フォルダのパス(最後に \ を忘れずに)
フォルダパス = "C:\Users\YourName\Documents\処理対象\"
' 最初のファイル名を取得
ファイル名 = Dir(フォルダパス & "*.xlsx")
Do While ファイル名 <> ""
' ワークブックを開く
Set wb = Workbooks.Open(フォルダパス & ファイル名)
' 任意の処理(A1に「処理済」と書き込む)
wb.Sheets(1).Range("A1").Value = "処理済"
' 保存して閉じる
wb.Close SaveChanges:=True
' 次のファイル名を取得
ファイル名 = Dir
Loop
MsgBox "すべてのファイルを処理しました。"
End Sub
注意点
- Excelファイルが開いたときにマクロ警告が出る場合は「信頼された場所」に保存する
- ファイルが開かない、または処理がスキップされる場合はフィルタ条件(
.xlsx
など)を確認
応用アイデア:あなたのVBAスキルはこう評価される!
企業の現場では「定型業務を自動化する力」が高く評価されます。
特に中小企業や製造業などでは、IT部門のない現場でも効率化を実現できるVBA人材が重宝されています。
転職市場でのVBAスキルの評価ポイント
評価される要素 | 理由 |
---|---|
業務のボトルネックを自動化できる | 生産性の向上に直結 |
チームの作業効率を改善できる | 部署単位の改善に貢献 |
ノーコードに近い手軽さ | 他社員への引き継ぎが容易 |
事例紹介:VBAスキルで年収UPに成功した実例
30代の経理職Aさんは、前職でVBAを活用して売上集計と報告レポートを完全自動化。
その実績を職務経歴書に記載し、転職エージェント経由で年収80万円アップのオファーを獲得しました。
まとめ:今日からできる「見える成果」があなたの武器になる
VBAによるExcel一括処理は、目に見える成果がすぐに出やすく、職場でも転職市場でも評価されやすいスキルです。
日々のルーティンを自動化し、「改善力のあるエンジニア・事務職」としての実績を作りましょう。
おすすめ:スキルアップを転職成功につなげたい方へ
VBAスキルを武器に、より高収入・好待遇の企業への転職を目指すなら、エンジニア専門の転職エージェントを活用するのが近道です。